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SHIBORI HAPTIC TETILE とは
About

触覚的なテキスタイルとしての有松・鳴海絞り
テキスタイルデザイナー・グループ展を開催

SHIBORI HAPTIC TEXTILE展とは、国内外で注目される伝統的なテキスタイル「有松・鳴海絞り」に従事するデザイナーらによるグループ展です。400年の歴史を持つ伝統工芸 有松・鳴海絞りは、木綿の手ぬぐいや浴衣を藍で絞り染めした歴史から始まります。多様な柄を生み出す技法やさまざまな素材へ応用する技術を培ってきたことで、現在はアパレル・プロダクト・インテリアなど展開の幅は多岐にわたります。

自由な色使いと発想で日常的な絞りテキスタイルを生み出してきた「まり木綿(村口実梨・伊藤木綿)」、あらゆる素材を確かな技術で加工する「有限会社 絞染色久野染工場」から革の絞り加工を得意とする「得能慎司」と企画に携わってきた「泉水綾乃」が、「触覚」をテーマにSHIBORIの新たな魅力を提案してくれます。

絞りの制作工程にあらわれるシワや立体的な形状に着目し、意識的に触覚(ハプティック=HAPTIC)に訴えかけるテキスタイルとプロトタイプの展示を行います。伝統工芸の技法を元にさまざまな素材に施された加工は、日常的に触れるテキスタイルの想像を超え、見る人や触る人に驚きと発見を与えるでしょう。 

展示開催に寄せて
 

触覚には認知的な要素がある。視覚だけでは感じられない感覚や感性を呼び覚ます。海面の揺らぎや樹木の表皮などが持つ自然の持つテクスチャは、脳が記憶する認識と皮膚が記憶するざわめきが加味されて成立する。その記憶とざわめきが結びつき、あるいは、記憶とざわめきが反したことを再び記憶した時に、私たちの心を打つHapticな体験となる。

一般的に染色や製織は視覚的な要素が強いとされる。しかし、スケールを上げてクローズアップしてみると、繊維一本一本が持つ素材の集積が感じられるようになる。同じように私たちの表皮である肌をクローズアップしていくと、同様に細かな毛や皮膚の凹凸があることがわかる。キメや肌触りを構成する素材があるように、テクスチャのざわめきを認知する機能が集積している。

東海道を往来する通行人のお土産に端を発した有松・鳴海絞りの歴史がここまで長く続いたのも、繊細な絞りから生まれた柄とその工程で生まれる微細な凹凸による陰影が愛されて来たからだと知られている。テキスタイルへの印刷技術や生産技術が培われた現在もなお、触覚に訴えかけるテキスタイルへの探求は続いている。

Haptic Textileとは、有松・鳴海絞りが元来持つ視覚と触覚への探求を探るプロジェクトである。〈マテリアル〉〈テクスチャ〉〈プロダクション〉を再び考えることから、新たな記憶とざわめきを呼び起こす機会になるだろう。

―浅野翔(デザインリサーチャー)

展覧会「SHIBORI HAPTIC TEXTILE」概要
Exhibition

SHIBORI HAPTIC TEXTILE展

会 期|2018年3月4日[日]ー10日[土]
会 場|セコリ荘(都営大江戸線・東京メトロ有楽町線 月島駅 10番出口より徒歩3分)
マップ|アクセスGoogle Mapを開く
時 間|11:30ー20:00(5日[月]は15時閉場、10日[日]は16時閉場となります。)
入場料|無料・事前予約不要
*会場の都合により、来場者多数の場合は、入場を制限することもございます。予めご了承下さい。
*ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。

企 画|浅野 翔(デザインリサーチャー)
協 力|有限会社絞染色 久野染工場、まり木綿

https://www.instagram.com/shiborihaptictextile/


出展者紹介

泉水綾乃 Ayano Senzui

1989年千葉県生まれ。2011年多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻卒業。その後フィンランドに留学し、2015年アアルト大学大学院テキスタイルアート&デザイン専攻修士課程を修了。同年から絞り染めの産地として有名な名古屋市・有松にある(有)久野染工場で、企画担当として勤務。古典的な絞り産業にはないカラーリングや図案を取り入れることで、現代アパレルに通用する革新的な絞り染色のあり方を開拓する。
現在はフリーランスのテキスタイルデザイナーとしてサンプル制作や企画・提案を行う。生き物にインスピレーションを得た質感のある立体的なテキスタイルを得意としている。
https://www.instagram.com/ayanosenzui/

得能慎司 Shinji Tokuno

1988年、兵庫県生まれ。東京造形大学デザイン学科にてテキスタイルデザインを専攻し、廃材を使った作品を発表。卒業後はエスペランサ靴学院にて製品の生産技術を学ぶ。2014年に欧州のファッションコンテスト「ITS」に参加。
その後、デザイン事務所を経て、現在は愛知県の(有)久野染工場に勤務。学生時代の作品に一貫していた「不均一なテクスチャー」と、400年続く日本の伝統技法である有松絞り特有の「色ムラ、シワ」に共通点を感じ、革の後加工や、靴をはじめとする商品開発に携わる。
https://www.instagram.com/shinjication

村口実梨 Mari Muraguchi/伊藤木綿 Yu Ito

1988年生まれ。2011年 名古屋芸術大学デザイン学部テキスタイルコース卒業。同年5月、400年続く伝統の街有松に店舗を構え、「まり木綿」として活動を始める。
有松鳴海絞の新たな魅力を伝えるべく、「伝統は『鑑賞』するのではなく、使い続けていくこと」をモットーに、自由な色使いと発想で日々の生活に寄り添ったものづくりをおこなう。
http://marimomen.com/

関連イベント
Event

ギャラリートーク

出展者らによるオープニング・ギャラリートークを行います。SHIBORI HAPTIC TEXTILEの見どころと取り組みについて、展示会場で出展者自らお話いたします。

日 時|2018年3月4日[日]13:00-14:30
備 考|申込不要、会場の都合により、来場者多数の場合は、入場を制限することもございます。予めご了承下さい。

マテリアルとの向き合い方
ゲスト|狩野佑真 Yuma Kano

錆(サビ)をテクスチャとしてプロダクトをデザインするRUSTシリーズほか、独創的な視点で〈マテリアル〉を捉えるデザイナー 狩野佑真さんをゲストに迎え、「マテリアルとの向き合い方」をテーマに座談会をおこないます。

日 時|2018年3月4日[日]16:30-18:00
ゲスト|狩野佑真[studio yumakano
備 考|申込不要、会場の都合により、来場者多数の場合は、入場を制限することもございます。予めご了承下さい。


[ゲスト略歴]
1988年栃木県出身。東京造形大学を卒業後、アーティスト鈴木康広氏のアシスタントを経て2012年デザイン事務所「studio yumakano」を設立。2015年NPO法人「スマイルネジプロジェクト」設立。江戸末期から続く川崎市内の造船所にスタジオを構え、造船所という環境を活かしながらプロダクトデザインを中心に商品企画やブランドディレクション、インテリア設計、アートワークなど様々なプロジェクトを行う。

ハプティックのゆくえ
ゲスト|和田夏実 Natsumi Wada

手話×テクノロジー×デザインによる「Visual Creole」(ビジュアルクリオール)などの開発など、異なる知覚体系の人々とのコミュニケーションを研究する和田夏実さんをゲストに迎え、「ハプティックのゆくえ」と題した座談会をおこないます。

日 時|2018年3月10日[土]13:30-15:00
ゲスト|和田夏実[慶應義塾大学大学院]
備 考|申込不要、会場の都合により、来場者多数の場合は、入場を制限することもございます。予めご了承下さい。


[ゲスト略歴]
1993年生まれ。手話を第一言語として育ち,大学進学時にあらためて手で表現することの可能性に惹かれる・現在は慶應義塾大学大学院で視覚身体言語の研究を行ないながら、さまざまな身体性をもつ方々と協働して、それぞれの感覚を共に模索するプロジェクトを進めている。2016年度未踏IT人材発掘・育成事業「スーパークリエータ」認定。

有松・産地ツアー
Texile Tour

工場見学・絞染色体験

日 時|2018年4月12日[木]13:00-17:00
参加費|6,000円/人(申し込み制、前払い)
会 場|久野染工場、まり木綿ほか
集 合|名古屋鉄道 有松駅改札前
体 験|絞染色の技法を用いて化学繊維に形状記憶加工を行い、絞りのランプシェードを制作します。
備 考|先着20名程度。有松までお越しの交通費はご負担下さい。絞り染色の体験では、ランプシェードに加えて、絞りのランチョンマット+LEDランタンをセットでお渡しいたします。

申込み

会場
Access

住所|〒104-0052 東京都中央区月島 4-5-14
アクセス|都営大江戸線・東京メトロ有楽町線 月島駅 10番出口より徒歩3分

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